ChatGPTのアプリを使い始めると、「文字だけでなく、写真も送れるの?」と思うことがあります。
私は以前、いただいたズッキーニの使い道に困り、野菜を並べた写真をChatGPTに見せて献立を相談しました。文字で長く説明しなくてもよく、思った以上に気楽でした。
でも同時に、「どんな写真でも送って大丈夫なの?」という心配も出てきます。写真には、自分では気づかなかった名前や住所、家の中の様子が写り込むことがあるからです。
この記事では、スマホから写真を送る基本的な手順と、送る前に確認したいものを、60代の初心者にも分かりやすくまとめます。
※この記事は2026年8月時点のChatGPTアプリをもとにしています。スマホの機種やアプリの更新により、ボタンの形や位置が変わることがあります。
写真で相談して分かったこと|便利だけれど間違うこともある
以前、冷蔵庫にあった野菜を写真に撮り、「これを使って作れるレシピを提案してください」とChatGPTに送りました。
写真だけで野菜をいくつも見つけ、レシピを提案してくれたのには驚きました。ただし、すべて正確だったわけではありません。写真に写っていたアスパラを「セロリ」と読み違えたのです。
そこで「セロリではなくアスパラです」と伝えると、すぐに内容を直してくれました。
この体験から、写真での相談は便利でも、AIの答えを一度自分で確かめることが大切だと分かりました。実際のやりとりと作った料理は、こちらの記事にまとめています。
もらったズッキーニ、どう使う?冷蔵庫を撮ってChatGPTに聞いてみた
スマホからChatGPTに写真を送る基本手順
操作はむずかしくありません。アプリの表示が少し違っていても、慌てずに「+」「写真」「カメラ」のようなマークを探してみてください。
- ChatGPTアプリを開きます。
- メッセージを入力する欄の近くにある「+」や写真のマークを押します。
- その場で撮影する場合は「カメラ」、すでにある写真を使う場合は「写真」を選びます。
- 選んだ写真が画面に表示されたら、余計なものが写っていないか、送信前にもう一度確認します。
- 写真の下に質問を書き、送信ボタンを押します。
まだアプリを入れていない方は、先にこちらの記事からどうぞ。
【60代初心者向け】ChatGPTアプリの入れ方|公式アプリの見分け方と最初の質問まで


写真と一緒に送る言葉は短くて大丈夫
何と書けばよいか迷ったら、次のような短い言葉から始められます。
「この写真に写っている野菜で、一人分の簡単なおかずを3つ考えてください。」
「この家電の表示は、どういう意味ですか。分からない場合は分からないと教えてください。」
「この説明書の内容を、やさしい言葉でまとめてください。」
「一人分」「簡単に」「分からない場合は分からないと言って」と、自分の希望をひとこと加えると、答えが使いやすくなります。
送る前に確認したい6つのもの
写真を選んだら、送信ボタンを押す前に画面を少し拡大して見てみましょう。特に、次のものが写っていないか確認します。
| 確認するもの | 写りやすい例 | 対処方法 |
|---|---|---|
| 名前・住所・電話番号 | 郵便物、宅配伝票、レシート | 裏返す、紙で隠す |
| カードや身分証明書 | クレジットカード、免許証、保険証 | 写真から完全に外す |
| 顔や名札 | 家族写真、鏡への映り込み | 切り取る、撮り直す |
| メールやメッセージ | 通知、メールアドレス、電話番号 | 必要な部分だけに切り取る |
| 健康に関する情報 | 診察券、処方箋、検査結果 | 氏名や番号を隠す |
| 居場所が分かるもの | 表札、車のナンバー、窓の外の景色 | 必要なものだけが写る角度で撮る |
いちばん簡単なのは、必要なものだけを机に置いて撮ることです。あとから画像を加工するより、郵便物やカードを先に片づけてから撮る方が安心です。
個人情報の考え方については、こちらの記事でも詳しく説明しています。
ChatGPTに入れてはいけない個人情報とは?|60代が安心して使うための基本
写真は「切り取る・隠す・撮り直す」で安全に
余計なものが写っていたときは、そのまま送らず、次のどれかを行います。
- 切り取る:スマホの写真編集で、必要な部分だけ残します。
- 隠す:名前や番号を、紙や付箋で完全に覆ってから撮ります。
- 撮り直す:迷ったときは、対象だけを別の場所に置いて撮り直します。
ぼかし加工は便利ですが、隠したい文字がうっすら読めることもあります。大切な番号や書類は、最初から写真に入れない方が確実です。

こんな写真相談なら暮らしに使いやすい
- 冷蔵庫にある食材を見せて、献立の案を考えてもらう
- 家電のエラー表示を見せて、説明書のどこを確認するか整理する
- 洋服の洗濯表示を見せて、記号の意味を確認する
- 説明書の一部分を見せて、やさしい言葉に直してもらう
- 手芸や片づけの途中を見せて、次の手順を一緒に考える
家電については、ChatGPTの答えだけで操作せず、メーカーの説明書や公式窓口も確認してください。型番を伝える場合も、製造番号や保証書の個人情報は写さなくて大丈夫です。
写真を見せても、ChatGPTには分からないことがある
ChatGPTは写真を手がかりに答えますが、画像が暗い、文字が小さい、一部が隠れていると、読み違えることがあります。OpenAIの公式案内でも、日本語など英字以外の文字や小さな文字、回転した画像などは正確に扱えない場合があると説明されています。
次のような判断は、写真を見せただけで決めないようにします。
- 薬や病気についての診断
- 食べられる植物やきのこの判定
- 契約書や請求書の最終判断
- 故障した電化製品の分解や修理
- 怪しいメールが安全かどうかの最終判断
大切なことは、専門家やメーカー、公式の問い合わせ先で確かめます。怪しいメールについては、リンクを押す前の確認方法をこちらにまとめています。
怪しいSMS・偽メールが届いたら?|60代向け・押す前に確認する5つの手順
送信前の10秒チェック
最後に、写真を送る前の確認を5つにまとめます。
- この写真は、相談に本当に必要ですか。
- 名前、住所、電話番号は写っていませんか。
- カード、書類、顔、通知が写り込んでいませんか。
- 必要な部分だけに切り取れていますか。
- AIの答えを、そのまま信じず確認できますか。
この5つを見てから送れば、「うっかり写っていた」を減らせます。
おわりに|写真は、文字で説明しにくいときの助けになります
野菜の名前、家電の表示、説明書の文字。言葉だけでは説明しにくいものも、写真なら「これです」と見せられます。文字をたくさん打たなくてよいのは、私にとってもうれしいところでした。
ただし、ChatGPTは写真を間違って読むこともありますし、写真には思わぬ個人情報が入り込みます。
必要なものだけを撮る。送る前に一度見る。答えは自分でも確かめる。
この3つを覚えておけば、写真での相談は暮らしの小さな困りごとを整理する助けになります。最初は、個人情報の写らない野菜や日用品から試してみてください。
