ChatGPTを使い始めると、「会話は学習に使われるの?」「前に話したことを覚えているの?」と気になることがあります。
最初に確認したいのは、モデルの改善、メモリ、一時チャットの3つです。設定は安心材料になりますが、どの設定でもパスワードやカード番号などを入力してよいわけではありません。
この記事は2026年7月20日にOpenAI公式情報を確認して更新しました。画面名や場所は、アプリの更新や利用状況により変わる場合があります。
結論|最初に見るのはこの3つ
- モデルの改善:新しい会話をモデル改善に使うか選ぶ
- メモリ:今後の会話に使う情報を保存・参照するか選ぶ
- 一時チャット:履歴やメモリを使わない会話を始める
この3つは別の機能です。モデル改善をオフにしても通常の会話は履歴に残り、チャットを削除しても保存済みメモリが別に残る場合があります。
1.「モデルの改善」を確認する
個人向けChatGPTでは、設定に応じて会話がモデルの改善に使われる場合があります。使わせたくない場合は、次の順に確認します。
- ChatGPTのサイドメニューを開く
- プロフィールのアイコンを押す
- 「データ コントロール」を開く
- 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする
英語では「Improve the model for everyone」と表示されます。オフにすると、その後の新しい会話はモデルの改善に使われません。この設定は同じアカウントの端末間で同期されます。
ただし、会話は履歴に残ります。過去の会話が自動で削除される設定ではありません。
2.メモリを確認・整理する
メモリは、好みや希望などを今後の会話に生かす機能です。たとえば「一人分の簡単な料理がよい」と覚えてもらうと、次の献立相談が楽になることがあります。
一方、覚えてほしくない情報が保存されていないか、時々確認することが大切です。
- 設定を開く
- 「パーソナライズ」または「メモリ」を開く
- 保存内容を確認する
- 不要なものを削除するか、メモリをオフにする
メモリとチャット履歴は別に管理されます。元の会話を削除しても、保存済みメモリが残る場合があります。完全に消したい内容は、会話とメモリの両方を確認してください。
覚えてもらうなら「短い説明が好き」「一人分がよい」などの好みまで。本名、住所、病歴、口座番号、家族の詳しい情報は保存させないようにします。
3.一時チャットを知っておく
一時チャットは、通常の履歴に表示されず、メモリを使ったり作ったりせず、モデル改善にも使われない会話です。新しいチャットから「一時」または「Temporary」を選んで始めます。
ただし、OpenAIの公式案内では、安全上の目的で最大30日保持されることがあります。「何を入力しても完全に秘密」という機能ではありません。
次のような場面に向いています。
- 履歴に残す必要のない一度きりの質問
- いつものメモリを使わずに試したい質問
- 普段の相談と分けて考えたい話題
一時チャットでも、パスワード、カード番号、マイナンバー、本人確認書類などは入力しません。
公式:OpenAI「ChatGPT Privacy Settings」
履歴を消すことと、アーカイブは違う
「アーカイブ」は一覧を整理する機能で、削除ではありません。消したい会話は「削除」を選びます。削除したチャットは画面から消え、原則30日以内にOpenAIのシステムから完全削除される予定ですが、匿名化済みの場合や法的・安全上の保存義務がある場合は例外があります。
写真やPDFを送った会話を削除したい場合も、元の会話を確認します。重要な書類は、最初からアップロードしないのが安全です。
60代初心者向け・設定チェックリスト
- 「モデルの改善」を自分の希望に合わせた
- メモリに何が保存されているか確認した
- 一時チャットの始め方を一度確認した
- 不要な会話は「アーカイブ」ではなく必要に応じて削除した
- どの設定でも秘密情報は入力しないと決めた
- 大切な判断は公式窓口や専門家に確認する
全部を一度に変えなくても大丈夫です。まず設定画面を開き、自分で選べることを知るだけでも一歩です。
よくある質問
モデル改善をオフにすると、履歴も消えますか?
消えません。新しい会話をモデル改善に使わない設定であり、通常の会話は履歴に残ります。
チャットを削除すると、メモリも消えますか?
必ずしも消えません。保存済みメモリは別に確認・削除してください。
一時チャットなら個人情報を入力しても安全ですか?
いいえ。一時チャットでも最大30日保持されることがあり、秘密情報を入力する場所ではありません。
設定名が見つかりません
アプリを更新し、プロフィールから「設定」「データ コントロール」「パーソナライズ」に近い項目を探してください。画面は更新で変わることがあります。
まとめ|設定と「入力しない習慣」をセットにする
まず確認したいのは、モデル改善、メモリ、一時チャットの3つです。
設定は自分の希望に合わせられますが、設定だけで秘密情報を安全にできるわけではありません。個人情報を入力しない、大事な情報は公式窓口で確認する、不要な履歴とメモリを見直す。この3つを一緒に続けましょう。
入力してはいけない具体例は、ChatGPTに入れてはいけない個人情報で詳しく紹介しています。

