【60代向け】ChatGPTに入れてはいけない個人情報|誤送信したときの対処も解説

スマホAIのはじめ方

ChatGPTに献立や文章を相談していると、詳しい事情を書きたくなることがあります。でも、知られて困る情報や、本人確認・支払いに使える情報は入力しないのが基本です。

設定を変えたり一時チャットを使ったりしても、パスワードやカード番号を入力してよいことにはなりません。

この記事では、入れない情報、ぼかし方、写真・PDFの注意、間違えて送った後の対応をまとめます。

まず覚えること|入れない・ぼかす・確認する

送信前に「この内容を知らない人に見られたら困るか」と考えます。少しでも困るなら、そのまま送りません。

  • 入れない:秘密の番号や本人確認情報
  • ぼかす:実名はAさん、住所は関東地方などに置き換える
  • 確認する:医療、お金、契約はAIだけで決めない

OpenAIも、見られたり利用されたりしたくない機微な情報は入力しないよう案内しています。

絶対に入力しない情報

パスワード・暗証番号・認証コード

  • サービスのパスワード
  • 銀行やカードの暗証番号
  • SMSで届く認証コード
  • パスワード再設定情報

「今使っている番号」を見せる必要はありません。「安全な管理方法を教えて」と一般論を聞きます。

カード・銀行・公的番号

  • クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード
  • 銀行口座、ネットバンキング情報
  • マイナンバー、年金番号
  • 運転免許証、パスポート、保険資格に関する番号

不審な請求はカード裏面や公式アプリの連絡先へ。ChatGPTだけで本物か判断しません。

自分や他人を特定できる情報

  • 氏名、正確な住所、電話番号、個人メール
  • 生年月日、顔写真、車のナンバー
  • 家族・友人・顧客の名前や連絡先
  • 留守にする日時、勤務先、学校名

単独では分かりにくくても、複数を組み合わせると本人を特定しやすくなります。他人の情報も無断で入力しません。

医療・仕事・契約の非公開情報

  • 診察券番号、処方箋、検査結果の原本
  • 顧客名簿、連絡網、社内資料
  • 契約書、請求書、見積書の原本

医師に聞く質問の整理など、必要最小限にぼかして使います。診断、服薬、法律、投資などの最終判断は専門家や公式窓口へ確認します。

安全な書き換え例

  • 「山田花子、東京都○○区」→「60代女性、関東地方」
  • 「口座残高は1,238万4,650円」→「老後資金の確認項目を教えて」
  • 「○○病院でこの薬を処方」→「薬剤師に副作用を聞く質問を整理して」
  • 「友人の実名と事情」→「Aさんに失礼のない文章を考えて」
  • 「契約書全文」→「契約前に一般的に確認する項目を教えて」

回答に不要な情報は、最初から書かないのがいちばん安全です。

写真・PDF・音声にも個人情報がある

文字だけでなく、画像やファイルにも注意します。

  • 封筒や配送伝票の宛名
  • 診察券、薬袋、処方箋
  • カード、通帳、QRコード、バーコード
  • 家族の顔、車のナンバー、表札
  • 画面上部の通知やメールアドレス
  • ファイル名に入った氏名

黒く塗ったPDFでも内部に元の文字が残る場合があります。操作に自信がなければ、ファイルを送らず、個人情報を除いた文章だけを入力します。

送信前の10秒チェック

  • 本名、住所、電話番号がない
  • パスワード、暗証番号、認証コードがない
  • カード、口座、公的番号がない
  • 家族や第三者の情報がない
  • 写真の背景、QRコード、ファイル名も確認した
  • 大切な判断をAIだけに任せていない

一つでも迷ったら送信せず、Aさん、関東地方、約10万円のように置き換えます。

間違えて送ったときの対応

1.対象の会話を削除する

会話メニューから「削除」を選びます。「アーカイブ」は整理であり、削除ではありません。

OpenAIの案内では、削除した会話は画面からすぐ消え、原則30日以内にシステムから完全削除される予定です。ただし、匿名化済みの場合や法的・安全上の保存義務がある場合は例外があります。

2.メモリ・ファイル・共有リンクも確認する

チャット履歴と保存済みメモリは別です。設定の「パーソナライズ」または「メモリ」も確認します。写真やPDFを送った場合は元の会話を削除し、共有リンクを作った場合はリンクも削除します。

3.秘密情報は外部でもすぐ対処する

  • パスワード:直ちに変更。同じものを使うサービスも変更する
  • カード番号:公式窓口へ連絡し、停止・再発行を相談する
  • 銀行情報:銀行の公式窓口へ連絡し、履歴を確認する
  • 公的証明書:発行元や関係機関へ相談する
  • 会社・団体・他人の情報:責任者へ速やかに報告する

チャットを削除するだけでは、漏れた番号自体は無効になりません。

設定をオフにすれば入力してよい?

いいえ。「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、その後の新しい会話はモデル改善に使われませんが、通常の会話は履歴に残ります。

一時チャットは履歴やメモリを使わず、モデル改善にも使われませんが、安全上の目的で最大30日保持される場合があります。どちらも秘密情報を入力するための機能ではありません。

詳しい確認方法は、ChatGPTの安全設定3つをご覧ください。

よくある質問

「60代女性」と書いても大丈夫ですか?

それだけで個人を特定するのは通常困難です。ただし、細かな地域、珍しい職業、家族構成などを重ねすぎないようにします。

病名や薬名は入力してはいけませんか?

健康情報は機微性が高いため必要最小限にします。氏名、生年月日、病院名、診察券番号などを組み合わせず、診断や薬の変更は医師・薬剤師へ確認してください。

会話を削除すればメモリも消えますか?

必ずしも消えません。元の会話と保存済みメモリの両方を確認します。

カード番号を送ったら、削除だけでよいですか?

いいえ。会話を削除すると同時に、カード会社の公式窓口へ連絡してください。

まとめ|全部書かなくても相談できる

ChatGPTを安全に使う基本は、秘密情報を入れない、個人を特定できる情報をぼかす、送信前に確認することです。

間違えて送ったら、会話、メモリ、ファイル、共有リンクを確認します。パスワードやカード番号なら、削除だけで終わらせず、変更・停止の対応を急ぎましょう。

個人情報を書かなくても、献立、旅行の案、文章の下書き、質問整理など、多くの相談ができます。

公式:OpenAI「ChatGPT Privacy Settings」

タイトルとURLをコピーしました