ChatGPTに入れてはいけない個人情報とは?|60代初心者が安心して使うための注意点

スマホAIのはじめ方

ChatGPTは、献立を考えたり、文章を整えたり、スマホの困りごとを相談したりできる便利な道具です。

でも、便利だからといって、何でもそのまま入力してよいわけではありません。

とくに、本名や住所、電話番号、口座番号などの個人情報は、入れないほうが安心です。

この記事では、60代の方やスマホAIを使い始めたばかりの方に向けて、ChatGPTに入れないほうがよい情報と、安心して相談するための書き方をやさしくまとめます。

ChatGPTは「何でも相談できる」けれど「何でも入れてよい」わけではありません

ChatGPTは、こちらが入力した文章をもとに返事をしてくれるAIです。

たとえば「冷蔵庫に卵と豆腐があります。夕飯を考えてください」と入れると、献立の案を出してくれます。

「友人に送る文章をやわらかく直してください」と入れれば、言い方を整えてくれます。

このような使い方は、暮らしの中でも気軽に試しやすいと思います。

一方で、入力する内容によっては注意が必要です。

名前や住所、電話番号、カード番号、病気やお金の詳しい事情などは、自分や家族を特定できる情報になります。

AIに相談するときは、「誰のことか分からない形」に少しぼかして書くのが安心です。

入れないほうがよい個人情報

まずは、ChatGPTにそのまま入れないほうがよい情報を確認しておきましょう。

種類入れないほうがよい例
名前本名、家族や友人のフルネーム
連絡先電話番号、メールアドレス、住所
お金口座番号、クレジットカード番号、年金番号
本人確認マイナンバー、保険証番号、運転免許証番号
医療病名、薬の名前、検査結果をそのまま全部
契約契約書、請求書、会員番号、ログイン情報
写真顔、住所、書類、番号が写った写真

「これは入れても大丈夫かな?」と迷ったら、いったん入れないほうを選ぶと安心です。

あとから少しぼかした形にして相談すれば、十分に役立つ答えをもらえることが多いです。

相談するときは「少しぼかす」のがコツ

ChatGPTに相談するときは、細かすぎる個人情報を入れなくても大丈夫です。

むしろ、少しぼかしたほうが安心して使えます。

そのまま入れない書き方安心な聞き方
山田花子、東京都〇〇区〇〇に住んでいます60代女性、一人暮らしです
〇〇病院で〇〇という薬を飲んでいます体調面で不安があります。医師に相談する前に質問を整理したいです
口座番号は〇〇で、残高は〇〇円です家計の見直しをしたいので、支出を整理する考え方を教えてください
友人の本名と詳しい事情を書く友人との関係で悩んでいます。やわらかい伝え方を考えたいです
契約書の全文を貼る契約書を見るときの注意点を一般的に教えてください

大事なのは、「自分だと分かる情報」「相手だと分かる情報」を入れすぎないことです。

「60代女性」「一人暮らし」「友人」「家族」「近所の人」くらいの書き方でも、ChatGPTは十分に相談相手になってくれます。

写真を送るときに気をつけたいこと

ChatGPTでは、写真や画像を使える場合もあります。

たとえば、手書きのメモを読んでもらったり、書類の内容を整理してもらったりできることがあります。

ただし、写真には思わぬ個人情報が写ることがあります。

送る前に、次のものが写っていないか確認しましょう。

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • 保険証や診察券
  • 請求書や領収書の番号
  • クレジットカード
  • 郵便物の宛名

もし写っている場合は、写真を送る前に隠すか、写真ではなく文章でぼかして相談するほうが安心です。

スマホの写真編集で黒く塗ったり、不要な部分を切り取ったりするだけでも、かなり安全になります。

病気・薬・お金・法律は「整理まで」にする

ChatGPTは、考えを整理するのが得意です。

でも、病気、薬、お金、相続、契約、法律のような大切な判断は、ChatGPTだけで決めないようにしましょう。

たとえば、こんな使い方なら安心です。

目的ChatGPTに頼んでよいこと
病院に行く前医師に聞きたいことを整理する
薬について薬剤師に質問する内容をまとめる
家計支出を見直す項目を一緒に考える
契約契約書を見るときの一般的な注意点を知る
相続役所や専門家に相談する前の質問リストを作る

ChatGPTは、最後の答えを決める人ではありません。

「専門家に聞く前のメモ作り」「自分の考えを整理する相手」として使うと、とても便利です。

ChatGPT側のプライバシー設定も少しだけ知っておく

ChatGPTには、データの使われ方を選べる設定があります。

たとえば、設定の中に「データコントロール」や「モデルの改善」などの項目があります。表示名は変わることがありますが、自分の会話をAIの改善に使うかどうかを選べる設定です。

また、一時的に相談したいときは「一時チャット」や「Temporary Chat」という機能が使える場合があります。

一時チャットは、履歴に残らず、記憶にも使われない相談方法として案内されています。ただし、安全上の理由などで一定期間保持される場合があります。

そのほか、会話の履歴、メモリー、アップロードしたファイルなども、後から見直したり削除したりできる場合があります。

設定の言葉は少し難しく感じるかもしれません。

最初は、次の3つだけ覚えておくと十分です。

  1. 個人情報は入れない
  2. 大切な判断は専門家や公式窓口で確認する
  3. 不安な相談は少しぼかして書く

設定を細かく変えるのは、慣れてからでも大丈夫です。

詳しい設定画面の見直し方は、別の記事でスマホ画面を見ながらゆっくり確認できるようにまとめます。

こんな聞き方なら安心です

最後に、安心して試しやすい聞き方をいくつか紹介します。

文章をやわらかくしたいとき

「友人に送る文章を、失礼にならないようにやわらかく直してください。内容は、約束の日を変更したいというものです。」

病院に行く前に質問を整理したいとき

「病院で聞きたいことを整理したいです。症状の詳しい内容はここには書かず、質問リストの作り方を教えてください。」

家計を見直したいとき

「一人暮らしの家計を見直したいです。具体的な金額は書かずに、確認する項目を教えてください。」

スマホの困りごとを相談したいとき

「スマホの通知が多くて困っています。60代にもわかる言葉で、見直す順番を教えてください。」

片づけの順番を考えたいとき

「一人暮らしの部屋を少しずつ片づけたいです。無理なくできる順番を考えてください。」

このくらいの聞き方なら、個人情報を細かく入れなくても相談できます。

まとめ:個人情報を入れずに、安心して小さく使ってみましょう

ChatGPTは、暮らしの中の小さな相談に役立つ道具です。

ただし、本名、住所、電話番号、口座番号、カード番号、マイナンバー、病気や契約の詳しい内容などは、そのまま入れないようにしましょう。

相談するときは、「60代女性」「一人暮らし」「友人への文章」「家計の見直し」のように、少しぼかして書けば大丈夫です。

AIは、怖がって遠ざけるものではありません。

守るところを少し知っておけば、安心して暮らしの手助けに使えます。

まずは個人情報を入れずに、短い相談から試してみましょう。

参考にした公式情報

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